金やプラチナの価格が上昇していることもあり、貴金属買取が各地で盛んに行われています。町を歩けば貴金属を高額で買取りますと言った看板もかなり見受けるようになりました。

そればかりか、インターネットで今、売らなけりゃ損ですよと言わんばかりのキャッチコピーが並んだ、ホームページもあふれています。

更には自宅にまで妙齢のご婦人や小父さんお兄さん達が使わなくなった貴金属を売ってくれと押しかけてきます。中には強引な手法でお年寄りから、スズメの涙程度のお金で奪うように買い取っていくというからあきれ果てます。そして、とうとう事態は最悪なことになり、殺人事件にまで発展したというから驚きです。

金やプラチナの買取を巡るトラブルは今後もやむことはないかもしれません。

もし、あなたが貴金属を処分しょうとお考えであれば、どういう店がいいかをしっかりチェックしておく必要があります。気を付けた方がいいお店の特長をあげてみました。

金やプラチナの毎日の相場を提示していない。聞いても教えてくれない。

教えたら安くで買えないからという訳ではないかもしれませんが、金やプラチナは世界的な相場で動いているので価格は隠す方が不自然というものです。貴金属を取り扱うプロであれば、むしろ売り時や買い時をアドバイスする位じゃないと信頼できません。

イヤリングの片方がないとか、傷が少しあるとか細かいことにケチをつける。

金やプラチナを買い取る際のポイントは重さと現在の相場です。グラム当たりの相場がわかればそれに若干上乗せして単価を設定し、重さを乗じれば価格が出ます。よって、片方しかないとか、傷があるとかいうのはナンセンスで、これなどは単価を安くしたいためのフェイントに過ぎません。こんな店には売ってはいけません。

買取手数料がかかる

これもナンセンスな話です。単価を設定する段階で既に利益は織り込み済みです。この上に手数料とはあくどいにもほどがあります。

金は溶かすときに目減りするからその分を見込んで予め引いておく

なんだか理にかなった至極当然の説明のように感じますが、これもおかしな論理です。目減りするなんてありえない話です。仮にそうだとしても微々たる話で、このようなことを言い訳する店は願い下げです。

これらのこと、或いはこれに似たようなことを店頭や電話で、言われたら警戒しなくてはいけません。その上で単価が相場よりもはるかに低いようであれば、さっさと別の店に行くことです。