不用品を処分する際に捨ててしまえばゴミですが買取を利用すればプラスになる場合もあります。とはいえ、リサイクルショップまで持っていく交通手段がない、行くのが億劫な場合もあるでしょう。そんな時におすすめのサービスは「出張買取」です。指定の場所まで引き取りに来てくれる便利なサービスですが、いくつかの注意点があります。ここでは、出張買取のメリットだけでなく、依頼前に確認することや悪徳業者などについてもお伝えしてまいります。

出張買取のメリットとは

近隣にリサイクルショップがない、移動手段がないという方に好評なのが出張買取です。休日や夜間に対応してくれる場合もあり、家に取りに来てくれるため手間がかからないという点は大きいですね。移動手段があっても、数が多い・処分したいものが大型である場合にはトラックなどの手配が必要となりますが、出張買取なら心配無用です。そのため、全ての利用者にとっても大きなメリットといえるでしょう。また、その場で現金支払いすることが多く、査定について疑問があればその場で質問して解決することも可能であり、納得の行く取引がしやすいのも大きなメリットです。

依頼前に確認しておくこと

大切なのは、信用できる業者なのかを事前に確認することです。具体的には口コミで評判をチェックしたり、問い合わせの際の対応などを気にしてみましょう。また、業者によって取り扱う商品が異なるため、依頼品が買取可能なのかは必ず確認する必要があります。ほかには、出張可能な時間帯も24時間OKな業者から土日は対応していない業者まで、さまざまなためこちらも合わせて確認しておくといいでしょう。依頼する方の中には「来てもらうのだから、納得できない取引であっても仕方がない」と、お考えの方もいらっしゃいます。しかし、出張サービスを利用することを引け目に感じる必要はありません。中にはその心理につけこんだ悪徳業者もいるため、納得できない価格の場合は業者にその旨を伝え、価格の根拠や査定方法について説明を求めることが大切です。出張買取の場合、基本的には無料査定を行い、納得したら買取という順に進めていくことがほとんどであり、査定だけしてもらい買取はしなくても問題はありません。持ち込みと同じような心構えで、出張だから気を使うことなく、疑問点はしっかりと質問するよう心がけましょう。

悪徳な出張買取にはご注意!

もちろん善良な買取出張がほとんどですが、悪徳業者が入り込みやすい業界でもあるため注意が必要です。中には、無料で処分するといって運びだしてから高額な処分費用を請求するといったケースもみられます。特に、訪問でやってくる出張買取は悪徳業者率が高く、応対しないのが賢明です。調度よい機会である、といった場合には古物営業許可証を確認しましょう。買取するものは古物に分類されますが、古物を買取するには、古物営業許可証という免許が必要で買取時には必ず携帯している必要があります。これを携帯していないまま買取をするのは違法です。求められれば提示する義務もあり、これを提示しないということは高確率で悪徳業者ということがいえるでしょう。

安全な出張買取を望むなら

まずは悪徳業者に引っかからないようしっかりと業者を選定することから始めましょう。その上で、引き取りを頼む商品や引き取り可能日時について打ち合わせをすることで、満足度の高い買取に近づけることができます。もう1つの大きなポイントは、査定=買取ではないという点です。納得のいく価格ではない場合、無理に買取してもらう必要はありません。査定について質問しても納得が行かない場合は、ほかの業者に査定を頼むこともできるのです。出張買取を検討している場合は、この2点をしっかり押さえておくといいでしょう。